ハーモニックパターンの種類　サイファーの売りパターン

ハーモニックパターンの中では比較的新しい部類に、サイファーというものがあります。
なんだかかっこいい名前ですね。
バットやガートレーなどと比較するとマイナーで出現頻度はそこまで高くはありませんが、トレードにしっかり活用されています。
サイファーで使われるフィボナッチの数値は、38.2、61.8、78.6、113、141.4となっています。
サイファーの売りパターンの例として、フィボナッチが100%である点をXとし、0%である点をA とします。
まず、Xを起点としてAに向かって相場が下落した後、38.2%～61.8%付近であるBまで相場が上昇します。そしてBでトレンドが転向して下落したあと、安値を113%から141.4%付近であるCで更新し、その後トレンドが上昇傾向に転向した後、78.6%付近のDで下落傾向に転向するという形になります。
この78.6%付近のD地点が売りエントリーのタイミングとされています。
サイファーパターンはD地点の計算方法が間違いやすいので注意が必要です。
気をつける必要があるのは、AC間のフィボナッチの割合表示は、XA間に対するC地点の位置で、XD間の割合表示はXC間に対するD地点の位置を示しているということです。
なかなか分かりにくいと思うので、慣れないうちはこのようなパターンもあるという程度の理解でも問題ないと思います。