ハーモニックパターンの種類　ブラックスワン

ブラックスワンはホワイトスワンと同様に、トレンドがはっきりと表れている相場で出現する特徴があり、ホワイトスワンはトレンドに順張りするパターンですが、ブラックスワンは逆張りのパターンになります。
チャートの形はホワイトスワンを左右対称に反転させたような形ですが、完全な左右反転ではない点は注意が必要です。
ブラックスワンの買いパターンの例として挙げると、フィボナッチが0%である点をXとし、100%である点をA とします。
まず、Xを起点としてAに向かって相場が上昇した後、XAのエクステンションである138.2%から261．8%付近であるB地点まで下落していきます。
このB地点で再びトレンド傾向に転じた後、XAのリトレースメントである23.6%から50%付近であるC地点まで上昇したら、ここでトレンドが下降傾向に転換します。
そして、AXのエクステンションである112.8%から261.8%、もしくはBCのエクステンションである1.618%の地点がD地点となります。
このD地点が買いエントリーのポイントになります。
ブラックスワンやホワイトスワンなどは、エクステンションやリトレースメントなどいくらか慣れていないと難しい知識が絡むので、初心者のうちはこのようなチャートパターンもあるということを覚えておくだけでもいいと思います。