トランプ政権がスタートその4

アベノミクスが始まった当時の外為相場は、行き過ぎた円高への是正が一気に進みました。80円を割り込んで市場最高値というとんでもないレートになっていたドル円が一気に押し戻され、120円台にまで円安が進んだことは記憶に新しいところです。
これをけん引したのが日銀の黒田総裁が放った黒田バズーカです。異次元の緩和と表現された金融緩和政策により市場に大量の円が供給され、相対的な価値が低くなったことで円安になったわけです。

では、これと同じことがトランプ相場で起きるかというと、それは全く異質なものと考えたほうが良いでしょう。
まず、トランプ政権は貿易不均衡を再三にわたってしてきしているので、ドル安に誘導したいという思惑があるのは明白です。

つまりアメリカも黒田バズーカのような金融政策をとる可能性が高く、すでにやっている金融緩和をさらに強める可能性が高いでしょう。そうなると日本と金融緩和合戦となり、ドル円は円高に向かうことはあってもこれ以上の円安に向かうとは考えにくいと見ています。

(つづく)



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