米国大統領選挙とFX その2


米国の経済はFRB(連邦準備制度)がどのような金利政策を打ち出すかが注目されています。現時点での課題は米国での利上げがあるかどうかですが、利上げがあるとしても年内は12月で、それは時期的に米大統領が決まった後であることと、混迷する英国議会での新しい首相によるEU離脱の正式申請が行われるとみられるからです。

すなわち、諸々の不透明感が払拭されるのが年末なのです。

なお大統領選とは別の観点として米国の雇用環境に注目する必要があり、それは去る5月の米国の雇用統計がネガティブサプライズだったからです。

16万人増の予想が4万人に満たないという驚きの数字は米国経済の深刻な低迷ぶりを表していると言えるでしょう。

そうなると米ドルの立場は強気を維持することはできませんから、ドル安円高の方向にギアが加速されかねません。

ただしFX市場がドル安円高のまま推移することは考えにくく、100円を割り込んで90円近くまではいかないでしょう。

いずれにしても、米大統領選と英国のEU離脱がFXでドル円、ポンド円、ユーロ円の動きに神経質になる時期はこれからであると見るほうが良いでしょう。 

したがって、的確な信頼できる資料を基にした情報分析を十分におこなわないで大きなFX取引をするのは、現時点では要注意と言えるでしょう。

正直なところどのようなプロのアナリストでも現状を読み切れていないようです。

(つづく)

※この記事は、以前運営していたブログの記事が飛んでしまったので当時に書いたものを2017年になって再掲載したものです。

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